映像作家 藤永 潤の世界
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ジャーナリズムに捉えて
朝のコーヒー手探りでいろいろな試みをしてみましたが、原点がここにあります。というのは、ドキュメンタリーで、いかにジャーナリズムに捉えて、その場の状況をリアルにしかも正確に伝えて行くか。その中でさらに光るものは何かということを考えて、原点に戻りつつ、ターゲットを絞って狙い、そして編集していく。この醍醐味が今後必要だなと考えるこの頃です。
その町のことを伝える時、有名どころや、特別な観光地などだけでは表現できないと考えています。もっとリアリティーある町並みや人に焦点を向けて捉えて行くべきと。

当たり前の中に沈み込む事実
廃墟よく町おこしという言葉を聞きますが、特別何かを造作したり、イベントや企画を練ったりすることが多いと思います。それは、よく頑張ったねと、絶賛されることかもしれません。しかし、違うと思います。どっぷりと地元に居つつ、知らない、あるいは忘れてしまった事などいっぱいあるはずなんです。
よく見る海外のドキュメンタリー番組などでは、全く知らない街にカメラが入り、普通の通りや人々が活動しているものが、表現されています。これを見た時人々は、こんな生活しているんだ、こんな風になっているんだと感動することもあります。しかし、これを逆に考えてみればどうでしょう。自分の町の普通の風景・文化・町並み・人々。もし、それらを捉えたもので表現されたものがあり、それを外部の人々が見た時どのように感じる取るでしょうか。


たんぽぽ綿毛   必要な事はリアリティー。
特別な事をして作るよりも、もっと大事なことがあるんです。それは、誰でもが普通にいつでも見られることを表現していくということです。何週間も待ち伏せしないと見られないとか稀に見る光景は、本当に稀な事です。もっと知りたいのは普通のことなんです。そんなことをとても大切に考える日々です。
  地下エレベーター

トワイライトゾーン
町並み


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